着物Q&Aと豆知識
目次
着物の部位の名称です。
お仕立ての場合はこちらのほうが良いかと思います。
着物についてのQ&A
Q.着物の柄の季節は?
- 少し前倒しの柄が粋とされていますが、フォーマル以外なら気にしないでも大丈夫です。
Q.季節に合う袷仕立・単仕立・薄地は?
- 10月〜5月は袷仕立・6月と9月は単仕立・7月8月は薄地になります。
ただし、昔より暑かったり、エアコンが効いていたりするのでフォーマルでないなら、気にしないでください。
※袷仕立=裏地を付けた仕立て / 単仕立=裏生地無し
薄地=夏用の生地(絽・紗など)
仕立て・紋入れ
Q.着物を着るときに必要な物は?
- 女性用なら着物、帯、帯揚げ、帯締め、襦袢、腰紐、足袋、草履、バッグです。
お好みやその時の場面で羽織、羽織紐、半襟も必要になります。
男性用なら着物、帯、襦袢、腰紐、下駄、足袋です。
羽織を着るなら羽織に羽織紐、この時、羽織に乳が有れば羽織紐用Sカンが、
無ければ羽織紐にクリップが必要です。
より正式な場面なら袴も着用する事があります。
お好みで扇子も必要な時もあります。
Q.着物と帯は何から揃えれば良いですか?
- 女性用なら主張しない小紋の着物と袋帯、織名古屋帯、染め名古屋帯があれば便利です。
カジュアルメインなら帯は半巾帯が良いでしょう。
帯締めや帯揚げは組み合わせで印象が変わりますので
多く持っておくと便利です。
それ以外は肌着・裾除け・襦袢・腰紐4本・伊達締め・帯枕・帯板・足袋を。
(べっちん足袋など柄物も増えています)。
男性用なら着物・襦袢・角帯または兵児帯・腰紐2本・下駄・足袋があれば良いでしょう(着流しスタイル)。ワンタッチ帯もあります。
お好みにもよりますが、女性・男性とも洗える着物から始められるのが
扱いも楽で洗濯ネットに入れてご家庭の洗濯機で洗えるのでお勧めです。
(洗える着物は乾燥機や乾燥モードは厳禁ですよ!)
Q.着物と帯・長襦袢の組み合わせは?
- 織名古屋帯:古典柄の場合、フォーマル。
自由な抽象柄の物はカジュアルにも行けます。
染名古屋帯:紬・小紋等はカジュアル。
袋帯:主に礼装。特に金糸・銀糸使用の古典柄はフォーマル向け。
金銀糸を使わず自由な柄のものは小紋・街着にもOK。
色での組み合わせは着物に対し帯や長襦袢の色は濃淡にすると
落ち着いた感じに、
着物の中の柄の一部の色を帯や襦袢の色に持ってくると
お洒落な感じになります。
Q.クリーニングの頻度とお手入れのやり方は?
- 正絹:脱いだら埃を払い、風通しの良い日陰に一日干します。
大体10回くらいの着用で衿、裾、袖の内柄が汚れやすいので
洗濯の目安にしてください。
ベンジンを白いタオルに含ませて叩くやり方も有りますが、
アンティーク着物、絞り染など色の定着が弱いものもあるので、
クリーニング屋さんに任せることをお勧めします。
また、暑い時は肌着で汗から守る事にも気をつけてください。
吸汗速乾機能のある長襦袢もお勧めです。
洗える着物:手洗いの浸け置き洗いをお勧めしますが、
ネットに入れての洗濯機での洗濯も可能です。
その場合は弱流で脱水時間が短い洗い方
(例えばソフトコース・手洗いコースの名称)をお勧めします。
長時間の脱水はきついシワが入る場合があります。
また洗える着物・襦袢などは熱に強くないので熱風を使う乾燥機
・洗濯機の乾燥機能はお避け下さい。
どちらの場合も着物をたたみ、市販のナイロンメッシュの大型の
洗濯ネットに入れて一枚ずつ洗ってください。
洗剤は中性洗剤を使用し、漂白剤、柔軟材の使用は避けて下さい。
仕上げは衿、袖口等に特に注意し、形を整えて、
竿に通すかハンガーにかけ、風通しの良い日陰で干します。
アイロンは当て布をし中温(140℃位)で慎重にかけてください。
Q.色のついた半衿は使えますか?
- 女性用ではフォーマルで礼装を着る時は白、それ以外は自由です。
濃い色の半衿はコーディネートが難しいので、
始めは薄い色が無難に着こなせるでしょう。
男性用では着物に対し共色がお洒落です。
白も良いのですが茶道などの流派によっては制限のある場合もあるようです。
Q.雨の日、冬の日の対処は?
- コートでは着物用の雨コート・カシミヤやベルベットの防寒コートがあります。
雨用のビニールの草履カバーもお勧めです。
防寒用なら衿元と足元が特に寒くなるので衿元にはファー、足元にはネルの足袋が楽でしょう。
Q.着物を着ているときの楽な歩き方は?
- 姿勢は背筋と首筋を伸ばし肩の力を抜き、
両足の親指が1直線上になるように歩きます。
草履には軽く足を入れて親指と人指し指で鼻緒を挟んで
体重をやや前にかけると歩きやすく、綺麗です。
Q.着物を着ている時の立ったり座ったりのコツは?
- 座る時は上前の無い左足から、立つ時は先ずかかとを立てて
右足からが着物の理に叶っています。
椅子に座る時は腰の下の生地を少し上げて座ります。
浅めに座ると着崩れしにくいです。
なお右手で上前を押さえると立つ時も正座する時も楽です。
Q.保管には和ダンスが要りますか?
- 有ると便利です。
桐箪笥が無い場合はつづら箱がお勧めです。
また風通しが良い所に置くのを前提なら、茶箱、段ボールでもOKです。
気を付けて頂きたいのが湿気と長めの空間です。
なお定期的に点検してください。
Q.一人で着物の着付ができるようになりますか?
- 着付本やインターネットにかなりの情報があります。
公共の着付け教室や茶道教室などでもお勧めです。
着物の用語集(ブログより)
- あ行 l 藍 l 藍型 l 藍瓶 l 合着 l 間着 l 藍更紗 l 藍下 l 合印 l 藍摺り l 藍染め l 藍玉 l 合褄 l 藍花 l 藍微塵 l 藍浴衣 l 藍蝋 l 青縞 l 青花紙 l 後染め l 明石 l 綾織り l 居敷当 l 茜 l 秋草文様 l 帯芯 l 帯板 l 帯揚げ l 鬼しぼ縮緬 l お端折り l 帯解 l 上絵 l 上加工 l 上前 l 薄衣 l 薄物 l 鶉縮緬 l 洗い張り l 行燈袴 l 袷 l 大島紬 l 絵羽 l 絵羽模様 l 藍型(えーがた) l 越後型 l 越後上布 l 越後縮 l 帯留め l 藍更紗 l 藍下 l 合印 l 藍摺り l 藍染め l 藍玉 l 合褄 l 藍花 l 藍微塵 l 藍浴衣 l 藍蝋 l 青縞 l 青花紙 l 後染め l 明石 l 居敷当 l 茜 l 秋草文様 l 帯芯 l 帯板 l 帯揚げ l 鬼しぼ縮緬 l お端折り l 帯解 l 上絵 l 上加工 l 上前 l 薄衣 l 薄物 l 鶉縮緬 l 洗い張り l 行燈袴 l 袷 l 大島紬 l 絵羽
- か行 l 加賀友禅 l 額裏 l 掛衿 l ゴブラン織り l 角帯 l 駒撚り糸 l 蝙蝠羽織 l 関西仕立て l 関東仕立て l 機械捺染 l 着尺 l 被(きせ) l 着丈 l 洗い張り l 禁色 l 錦紗 l 家紋 l 肩裏
- さ行 l 刺繍 l 絞り染め l 行燈袴 l 悉皆 l 躾 l 袖口布 l 四季模様 l 裾捌き l 摺り込み染め l 堰出し(せきだし) l 襦袢 l 染絣 l 紗
- た行 l デニール l 胴裏 l 乳下がり l 玉糸 l 玉虫織 l 茶羽織 l 対 l 対丈 l 天蚕 l 通し裏 l 飛び柄 l 泥藍 l 手描染 l 手描き友禅 l 褄
- な行 l 長襦袢 l 撚糸 l 覗紋 l 猫足絣 l 練り l 練糸 l 練絹
- は行 l 博多帯 l パレス縮緬 l 引き染 l 一つ紋 l 別珍 l 帽子絞り l 袴 l 八掛 l 疋 l 単 l 羽織 l 羽二重 l 紅型
- ま行 l 街着 l 名物裂 l 目色 l 目縞(めくじら) l 目付け l 万筋 l 微塵縞 l 三筋 l 身丈 l 身八つ口 l 綿紅梅 l 目引き l 紋織 l 木目織 l 木目摺 l 紋意匠縮緬 l 紋縮緬 l 紋綸子
- や行 l 裄 l 結城紬 l 友禅 l 柳絞り
- ら行 l 絽
- わ行 l 割付模様 l 和装小物
着物の文様(ブログより)
- あ行 l 秋草文 l 葦手文 l 揚羽蝶文 l 網代文 l 網干文 l 荒磯文 l 有栖川文 l 筏文 l 市松文 l 井筒文 l 糸巻文 l 稲文 l 入替文 l 団扇文 l 老松文 l 扇文 l 桜楓文 l 近江八景 l 小車文 l 鴛鴦文 l 麻の葉文 l 網目文様 l 入子菱 l 縁起文
- か行 l 貝合文 l 貝桶文 l 海賦文 l 籠目文 l 笠松文 l 片輪車文 l 霞文 l 花鳥文 l 鹿子 l 唐草文 l 唐子文 l 唐獅子文 l 唐花文 l 雁木文 l 観世水文 l 菊水文 l 几帳文 l 吉祥文 l 器物文 l 鏡裏文(鏡文) l 源氏絵文 l 源氏雲文 l 源氏車文 l 源氏香 l 高台寺蒔絵 l 格天井文 l 光琳水文 l 光琳文様 l 御所車文 l 琴柱文 l 寿文 l 亀甲文 l 菊菱文 l 裂取り文
- さ行 l 笹船文 l 更紗文 l 沢千鳥文 l 三階松文 l 山水文 l 棧留縞 l 色紙文 l 四君子文 l 蛇籠文 l 松竹梅文 l 障壁画 l 州浜文 l 墨流し l 青海波 l 扇面文 l 双鶴文 l 七宝 l 蜀江文 l 鈴文 l 菖蒲文 l シケ引き l 千社札文
まめ知識(ブログより)
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たたみ方( 本だたみ 袖だたみ 夜具だたみ 袴のたたみ方 )
着物と袴・着付け方 l 男物の着物の着付け方(着物・袴) l 着物の歴史 l 着物と和服と呉服の違い
・着付けのご提言(ブログより)
男性用の着物 l 女性用の着物の柄 l 女性用の着物の生地
帯の種類・着方・TPO l 帯の結び方 / 貝の口 l きものの部位の名称
きもの・襦袢・帯の色柄の組合せ l 仕立て・採寸のやり方と紋入れについて
京都きもの工房(株式会社 田原一ネット事業部)
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