男物の着物の着方を掲載します。
男性の方もどんどん着物を着ましょう!
必要な物・・・
着流し:着物×1・襦袢×1・帯×1・腰紐×2・足袋×1組・雪駄か下駄×1
着物と羽織:着物×1・羽織×1・襦袢×1・帯×1・腰紐×2・足袋×1組・羽織紐×1・雪駄か下駄×1
着物と袴:着物×1・袴×1・襦袢×1・帯×1・腰紐×2・足袋×1組・雪駄か下駄×1
最低限上記が必要ですがより正式には半襦袢を襦袢の下に着ると良いです。
また襦袢に半衿が付属していない場合は半衿も必要になります。
----------------------------------------------------------------------------
今回は角帯の結び方は貝の口、袴の履き方は十文字結びです。
(ちなみに袴の十文字結びは儀式、結婚式など祝儀の時にします)
男の着物の着付け(帯結びは貝の口)
まず長襦袢を羽織ります。
寒い場合は中にシャツや肌襦袢を着ても良いと思います。
腰紐を腰骨の上で結びます。
腰紐を前→後で交差→前へと持ってきます。
腰紐を一回ねじります。
その後、腰紐をそのままねじると、輪っか状の隙間が出来ます。
そのわっか状の隙間に紐を"途中まで"通します。
通した紐以外の紐の端を引くと結び目が締まります。
余った長さの紐の端の部分が邪魔になるので紐の下に挟み込みます。
長襦袢の着付けの完成です。
着物を右下、左上に衿を重ねて、
背中の背中心の縫い目を真ん中にして羽織ります。
腰紐を襦袢と同じように締めます。
背中心がずれたら直して整えます。
角帯の片方の端を約40センチほど縦方向に半分に折ります。
その時、折った部分の根本を写真の様に折っておくと後々が楽です。
折った部分の裏から見た状態です。
角帯の半分に折った側の端を左上にして背中心の腰紐の上に置きます。
角帯を2~3周、腰の周りに巻きます。
角帯の折っていない、広い側の端を内側に折り込みます。
その時、体側から約50センチくらいの長さになる様に調節しましょう。
角帯の折っていない、広い側の端も整えます。
角帯の半分に折っている狭い方の端を下に下げ、その周りを巻くように、
折っていない、広い側の端で外側から内側に折り、上に引きます。
角帯の広い方を向かって右上に、狭い方の端を向かって左下にして、
両端を引き締めます。
角帯の広い方の端を下側に折り、外から内側に折り、左上に持って来ます。
(わっか状になります)
角帯の広い方の端でできた輪っか状の中に狭い方の端を通し、締めて整えます。
ここで「着流し」スタイルが完成です。
羽織の着付け
羽織をはおり、背中心を着物と合わせます。
羽織の衿の首あたりの部分を外側に半分に折ります。
羽織の乳(羽織紐を取り付けるわっか状の部分)は折り目の先に
来るようにします。
羽織紐を付けます。
(羽織紐にSかん(S状の金具)が有る場合は乳に引っかけます。
クリップがある場合は羽織の乳の部分の上に取り付けます)
羽織の着方の完成です。
男物の袴の着付け
馬乗り袴の場合、着物と襦袢の裾をたくし上げ着物の腰紐にはさみます。
行灯袴の場合はそのまま、
袴を角帯の上に乗せて合わせます。
角帯は大体1~1.5センチ出るようにします。
袴の前紐を背中側に持ってきて角帯の所で交差します。
他の人に着つけて貰う場合は角帯の所でねじる場合もあります。
この場合の長所は着崩れがしにくいところです。
また短所は角帯と袴の紐に強いしわが出来てしまいます。
前紐を交差した後、前に持ってきて両方の前紐を交差します。
前紐の交差した下側の紐を外から上に折り上げます。
帯結びの下側で蝶々結びをします。
後側を持ってきてへらを帯の内側に差し込みます。
へらがない場合は腰板を帯結びの上に乗せます。
後紐を前にまわして交差した前紐の内側に通します。
交差した後紐の下側の紐を下から前へ、上に、さらに全ての紐の下へ通します。
全ての紐の下へ通した後紐を引っ張って締めます。
もう片方の後紐を10センチくらいの輪っか状にして巻いていきます。
10センチくらいの巻いていった輪っか状の紐を結び目の外側に置きます。
輪っか状の後紐を束ねるように、もう片方の後紐を下から前→上から内側に
巻きます。
繰り返し巻いていって紐の余りの長さが約25センチくらいになるようにします。
紐の余りの長さが約25センチくらいになったら、結び目の内側に通します。
結び目の内側に通した紐を前側に倒します。
紐の端を結び目の後側に差し込みます。
袴の着付けの完成です。
この項目の関連: 正絹 着物 男物 / 洗える着物 男物 / 男物セット / 男性用帯 / 角帯 / 男物袴 / 紋付着物(石持) / 紋入れ加工
京都きもの工房
#着物着付け自分で #着物着方男 #着物着付け初心者 #howtowearakimono #howtowearakimonomale